たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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星一徹にみる”抑止力”



最近懐古趣味がすぎるかなって少々おもいつつも・・・

お話は第二次世界大戦まえのこと、巨人軍に星一徹さんという、それはそれは、すんばらしい三塁手がおりました。名選手としての名声を博しておりました。同僚には、打撃の神様とよばれた川上哲治がおりましたとさ。

将来を期待されていた一徹さんでしたが、やがて世は不幸な帝国主義の侵略戦争の時代へと突入してゆきます。一徹さんは革命家ではなく野球人なので戦争に動員され戦地へとおもむきます。

戦争は日本帝国主義の敗戦で終結し、ラッキーなことに一徹さんは生きて帰還し、巨人軍に職場復帰をはたします。平和な時代の到来に、おもいっきり野球をするぞぉ!とはりきる一徹さんでしたが・・・

アキマヘン、送球に以前のような切れとスピードがありません。走者をさすことができないのです。そう、一徹さんは戦地で利き腕を負傷していたのでした。

一徹さんは凹みます。これでもかぁ!というくらい凹みました。だいの仲良し、川上さんも、ちょっと離れて陰から、そんな彼をとってもとっても心配そうにみつめています。

再起はないようにおもわれた一徹さんでしたが、そこは天才、必殺技をあみだします。”魔送球”です。魔送球は走者の頭めがけて飛んできたボールが直前で球筋をかえ、走者がビビって固まっているあいだに、塁手のグローブにおさまるというものです。

それをみた、川上さんは一徹さんにいいました。「それは邪球だ」と。一徹さんはいいました。「ほんとに当てるわけじゃないんだからいいじゃん」と。川上さんはいいました。「当たらないってわかったら走者は無理をしてでも塁にとびこむようになるゾ」と。

一徹さんはいいました。「そ~したら、たまにはマジで当てたらいいさぁ」と。川上さんの頭は爆発しました。怒りのオーラが全身からでています。そしていいました。「かの偉大な投手、沢村栄治は、俺の誇りは一度も頭を直撃するような球をなげたことがないことだといっていた」つづけて「一徹さん、アンタには栄光の巨人軍の選手である資格はない!すぐに去るがよい」と。

特大ネガポジ反転で描かれる一徹さんの顔、事の浅はかさを諭され、静かに立ち去る一徹さんなのでした。後に”幻の名三塁手”とよばれる男の半生にみる、”抑止力”のお話でした。

をはり


追記 今回は”イソップの言葉”で書いてみました。賢明なみなさんにはわかりますよne。


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