たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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怒!その2
ちょうど、20年前のこと南国土佐に旅をしていたころ、ソウルオリンピックは開催中で
鈴木大地選手がかのバサロで金メダルを獲得した。ちょうどそのころ、昭和天皇は生死の境を彷徨っていた。度重なる下血に、とれたて新鮮な人民の生き血を輸血して命をつないでいた。報道は後の高知県知事となる橋本氏が張りつき、氏の顔はひろく人民の知るところとなった。

そんなマスコミの昭和天皇の病状を伝える報道に宮内庁より圧力がかかった。確かな記憶ではないのだが「下々のものが陛下のご病状にたちいってもの申すは恐れ多いことである」といったことだったとおもう。マスコミは一気に自主規制モードに移行し、庶民のあいだにも祭りの取りやめなど自粛ムードが広がった。

日本という民主主義国家を超越してある、唯一無二の天皇という特別な存在は、国民の知る権利も、報道の自由も、いともあっさりと自らに制限を課すことを躊躇させない存在なのだとそのとき実感した。それほどに、天皇はいまなお、ふれることの許されないイデと国家暴力の手厚いガードに包まれている。

この天皇制と日の丸・君が代そして、靖国は三位一体をなす。

いま、政治系ブログのあいだで、左右入り乱れて様々に論じられている。映画「靖国」の上映中止問題なのであるが、私は表現の自由へたいする政治の不当な介入であり、国民の権利を踏みにじる行為であると考えている。

上映を予定していた映画館の公式発表によれば、右翼の街宣車による情宣行為に危機をいだいての上映中止であるとのことである。それならプリンスホテルの日教組集会の会場ドタキャン問題と同レベルの問題であり、そうした天皇制ボナパルティストの暴力行為を断固として糾弾してゆかねばならない。

しかし今回の問題はそれとは異次元の問題である。極右発言で世間をあっといわせることで有名なる稲田朋美代議士が「靖国」製作にあたり補助金をだした文化庁に圧力をかけ、文化庁に試写会を準備させ、80人もの代議士とともに試写会に臨んだのである。
試写を終え、稲田代議士は「偏ったメッセージがある」と言いはなったそうである。

稲田代議士は、文字通り代議士であり、権力細胞の1人である。同時に氏は日本帝国主義政治委員会の表組織ともいえる、日本会議の公然メンバーである。そんな氏が80人の代議士とともに試写会に訪れ、「偏ったメッセージがある」といえば、映画館が守るべき表現の自由をすすんで放棄してしまったことは誠に情けない限り、ともいえないのではなかろうか。

上映を中止した映画館の中には、かなりきわどい問題作を臆せず上映してきた、根性のある映画館もあったと聞く(非国民研究開発さまよりの情報)。まさにその点に鑑みても、この稲田氏の組織した80名による試写会は、あからさまな表現の自由への政治介入であり、表現の自由を脅かすものとして、大きな圧力をなし、萎縮効果をもたらしたものであると思う。

そして、名古屋では「靖国」の上映を予定していた名古屋シネマテーク に日本会議愛知県本部西三河支部幹事長杉田謙一氏他が訪れ、恫喝をしたそうである(当人のブログ「草莽の記」より)。靖国におよび遊就館を訪れたことのないシネマテークの代表と支配人に杉田氏は早急に上京し、参拝および拝観を要求した。代表と支配人は速攻上京して、靖国へとむかったことから、事は軽く受け流せるようなものでなく、重大な事態であったことがうかがえる。

日本会議をつながりとした、表現の自由への政治介入と、それに呼応した天皇制ボナパルティストの跳梁跋扈を許してはならない。断固とした糾弾の声をありとあらゆる合法的手段を用いてあげてゆこう。
今回の出来事は権力内部の一部極右の跳ね返り分子と天皇制ボナパルティストの反動的策動ではあるが、折からの日の丸・君が代における踏み込んだ強制の方針に相対するものであると私は考える。あきらかにアドバルーンである。民衆の反応を注視しているものである。ここできっちりと反撃をしておかなければ、転石坂を転げるがごときこととなろう。

言論の自由、表現の自由、思想信条の自由、集会結社の自由などなど自由権を浸食、解体することを通して、国民誰もが日の丸を高く掲げ、君が代を高らかと歌うだろう。靖国は国家に命を捧げることを厭わない思想を再び担保し、天皇もまたは人から神となり国民のはるか頭上に君臨することとなろう。この邪悪な3つの封印を解かしてはならない。二度目は茶番劇なのだから。


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「セブン・イヤーズ・イン・チベット」「南京の真実」「アブダクション 横田めぐみ物語」
…あたりにも、同様のご意見をお願いしますね。
えまのん | URL | 2008/04/07/Mon 09:27[EDIT]
こんにちはえまのんさん
簡潔なコメントはたいへんに好感がもてるのであるが、せめて「はじめまして」くらいの枕をいれていただいて、1行半のコメントをきっちり2行にして送っていただけたらすこしはフレンドリーな話ができようかと思うものであるが。まあそれはどうでもよいこととして。

小林某の「台湾論」なる書籍に触れたこともなく、「リップン・チェンシン」なる精神もまたもちあわせていない私には如何なる意図で意見を求められたのか甚だ理解の及ぶところではない。いかんせんたった1行半のコメントでは・・・

なれど、せっかくお越し頂いたのであるから、一応の意見を述べたいとは思うのだが、あいにく私は「セブン・イヤーズ・イン・チベット」しか見たことがない。「南京の真実」「アブダクション 横田めぐみ物語」のどちらも見たことがない。ので内容に関しては言及することはむずかしい。

まあ、もっとも今回とりあげた「靖国」も見たわけではないので果たして、見てみないことには鬼が出るか蛇が出るか、一水会の会長が褒めていたくらいだから何とも言えないところだが、上映を中止に追い込んだ一連の行為を問題にしているわけであり、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」「南京の真実」「アブダクション 横田めぐみ物語」の上映を中止せしめたる市民運動、既成左翼、革命的左翼の動きでもあったのだろうか?中核派が火炎放射攻撃でも敢行したか?革労協が迫撃砲でも撃ち込んだか?そんな話は聞いたことがない。

そんなわけで、あくまで推測でしか語ることができないのであるが、もしかしたら”えまのん”さんはこう言って欲しいのではあるまいか。
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」に描かれていたチベット人民への中国スターリン主義(共産主義じゃないよ)の反革命的な民族の自決を踏みにじる侵攻を断固として弾劾する。

そして、横田めぐみさんら多くの拉致被害者を生みだした北朝鮮スターリニストの反革命的行為を断固として弾劾する。

そう、そのとおり、私は中国スターリン主義も北朝鮮スターリン主義もどちらも打倒する闘いを通じて世界革命の路線を放棄し、帝国主義列強のもとに屈服し、平和的共存政策のもと対抗的のみ、人民の生活を貧困と苦痛を与え続けてなしとげた、軍事力強化を梃子に通商、貿易で有利な条件を引き出すことを自己目的化した、スターリニスト官僚を一掃し裏切られた社会主義・共産主義建設の再建をなしてほしいものであると願うものである。

だが、それはあくまで、中国人民や北朝鮮人民が主体となって成し遂げるべき問題であって、支援の要請があれば各国人民に支援を惜しんではならないが、少なくともいまはこちらから押しかけてなすものではない。

なぜなら、そうしたスターリン主義打倒の闘いのまえに、まずは「南京の真実」なる歴史修正主義まるだしの映画をもって差別排外主義を歓喜し、他民族への怒りをもって、働けど働けどすこしも暮らしがよくならない、そう、私のようなものや、私も仕事先で目にすることがあるのだが、あからさまな差別的待遇をもって、正規雇用にまるで顎でつかわれている日雇い系派遣労働者。学歴偏重社会のなかで、教室のなかで存在を失った生徒。ありとあらゆる社会の不満や憤りを、そうした他民族への差別排外主義へと転化し、それをもって侵略戦争を再びなそうとする者達、帝国主義者を我と我が手でまず打倒することが我々の第一の課題であると思うものである。これはだれにも肩代わりさせることのできない民族的責務なのである。その責務の完遂、あるいはそれを成し遂げる過程での苦闘を媒介することなしにスターリン主義打倒の闘いもない。

だから、反帝国主義・反スターリン主義なのである。けっして反スターリン主義・反帝国主義ではないのである。

参考までに「宗教  チベット暴動によせて 」(03/26) という記事をかいているので、そちらもお読みいただければ、マルクス主義 レーニン主義の基本的スタンスは断片的ながらも一端を知ることができる。

それではまた。おげんきで。
薩摩長州 | URL | 2008/04/07/Mon 16:05[EDIT]
はじめての場合‥特に、ご挨拶って重要ですよね。
右も左も上も下も関係ない、
すべてに優先する基本だと思います。
ま~挨拶があったとしても、
何千何万字を何回も書かれても困るけど。。。^^

最近は平穏なわんばらんすより
ココロ | URL | 2008/04/08/Tue 14:32[EDIT]
連コメ有り難うございますココロさま
そうですね、ご挨拶は大切です。とりわけても、反論をたてる場合はとくにと思っております。いきなり玄関のドアを蹴破って乱入してきた御仁もつい最近おりましたが、それでは話にならない。もともと話のできない人がそれでは問題にもならない。しかも、何千何万字となれば目障りなので、私は書いてくるのは自由ですけど、なんの躊躇も葛藤もなくあっさりゴミ箱にいれます(笑)。

「文字の向こうに人がいる」このことを忘れないように未熟者ゆえに心がけております。が、けっこうよくブチ切れます(爆)。

平穏なわんばらんすがすきです。卿がやってきてすったもんだすれば火事場見物客でアクセスは増えるかも知れませんが、嫌気がさして去っていってしまう人も多い。見せ物をやっているんじゃない、伝えたいものがあるのだから、それは穏やかな空気のなかでこそ伝わるもの。ブログも世の中も平穏無事の平和が一番。
薩摩長州 | URL | 2008/04/09/Wed 22:08[EDIT]
 ま、このドタバタのおかげで『靖国』の注目度がうんと上がったのは確かです。日頃映画などまったく見ない私が「是非見たい」と思ったくらいですから。
 稲田センセイ、『靖国』を否定したかったんでしょうけど、結果として大変なプロモーション活動をしてしまいました。RCサクセションの『カバーズ』(アンチ原発的な歌詞が含まれていたため東芝EMIが発売を中止、かえって注目を浴びて、後にインディから発売されたら大ベストセラーとなった)みたいになっちゃいました。
 黙って放っておけば、大した観客動員もなかったはずなんですが。こういうのをヤブヘビと言うんでしょうねえ。
shira | URL | 2008/04/24/Thu 22:23[EDIT]
shiraさま連投ありがとうございます
私も一つ見にいこうかと思っております。たぶんあまり面白くはないのは当然として、いったい見るものがどんなメッセージを受け取るのか、頭を右にしたり、左にしたりと様々な方向から眺めてみたいとおもっております。

朝ズバ、「みのもんたのほっとけない!」みたいな感じでございましょうか、「靖国」突撃レポート隠し撮りみたいなのが感にさわったのかも知れません。「靖国」は「英霊の御霊」が眠る「神聖」なる場所であると考えている人々には。
薩摩長州 | URL | 2008/04/25/Fri 21:37[EDIT]
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「言論の自由」「表現の自由」への規制は濫用してはならない
このところ、映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題をめぐる記事ばかりになっているが、以前から稲田朋美を批判してきた当ブログは、今回の騒動...  [続きを読む]
きまぐれな日々 2008/04/10/Thu 18:20
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