たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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日本昔話
ちょっと今週はお仕事がいそがしくもあり、へろへろなのであります。
てなわけで、今日はお気に入りブログの紹介をいたします。自ブログを開いてからというもの、そっちで手一杯というか、自己充足しているというか、ちょっとごぶさたしていたのですが、このあいだ久々にのぞかせていただいたら、すんばらしい記事があがっていたのでそれもあわせての紹介をさせていただきます。

某大学でマルクス経済学の教鞭をとっておられる神山先生のブログで「さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する」であります。おもいっきり頭はマルクスで、現代社会の諸現象を解明しておられます。たまには、一知半解の私では理解が及ばないこともありますが、それでも基本的にはたいへんにわかりやすく書かれているとおもいます。美しい北海道の風景を切り取った写真も抜群であります。

興味がお有りの方は、ググって訪問してみてください。

今回紹介させていただくのは「理解のヒント(2) 株式会社」という記事

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理解のヒント(2) 株式会社

株式会社

むかしむかしあるところに、これはよう働き者らしいおっさんがおりました。

このおっさんはどこかで戦闘があったりしたおかげも利用したりして、とっても儲け、人を10人雇うようになったそうな。

事業は神風が吹いて拡大し、いまや1万人の従業員を雇う会社になりおおせた。

おっさんが引退すると、息子が会社の株をたくさんもって、自分を社長に選びました。

その息子が引退すると、その息子も社長になりました。

こうして代々長子相続がなされていたところが、この業界も設備が末期の恐竜みたいに巨大になっていき、最初の働き者らしいおっさんの時代はありえないむかしとなり、資金を集めるためには、株をどんどん発行していかなくてはならなくなってしまいました。

そのおかげでいまや株主総会に集まるのは、創業者一族以外の人ばかりです。アメリカの年金基金とかいう人もやってきました。

巨大な設備と原材料と10万人の人々を集めて生産するには、他方、経営や開発の大組織がないと無理になってしまいました。経営にも、開発にも、一般の業務にも、専門性がないとやっていけなくなりました。

そのおかげで、経営陣に創業者一族は誰もいなくなってしまいました。社長の息子は経営のことが全くわからなかったけど、社長の息子だからという理由で、会社をまとめる象徴になってましたけれど、こんな象徴社長制もじゃまになってしまいました。そんな古い会社とは取引しない、と言い出す人が増えたからです。

海を越えた会社に食べられてしまわないようにするためには、古い会社の衣は邪魔なだけ。

とうとう社長も取締役もみんな、中の従業員や、労働市場から来た人になってしまいました。

会社のなかは20万人の働く人たちの成果であふれ、彼等の組織がぜ~んぶの仕事をしています。でも、過労死や労災もいっぱいです。

こうして、資本蓄積は資本家さえも追い出し、労働者の組織が労働者の首を絞めるすごい時代になったとさ。

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さっすが、マルクス経済学のプロ! 私もこんな日本昔話風に語りたい(絶叫)。

実は、この間、いくつも記事の下書きをボツにしまくっていたテーマが、「資本の蓄積」という話。そこからはじめて、産業資本と銀行資本の癒着である金融資本の形成と、その過程で私的所有である資本が集積し、巨大化するとやがて私的所有を突破し、社会的存在へと転化してゆくというお話。いくら書き直しても難解長大になるばかり、この記事を拝見して、書くのをやめた。なんの変哲もないありきたりの話のように思えるこの話なのだが、最後の下り、「労働者の組織が労働者の首を絞めるすごい時代」の到来は、逆にいえば「労働者の組織が労働者の首をつなぐすばらしい時代」へ転化するための諸関係はすでに成熟しているということ。ほんのちょっとコアに粘り強く周到に準備され、多くの労働者の支持された暴力的一撃をくわえるなら、労働者の組織による労働者のための会社、ひっくりかえすと社会はうちたてられる。そう私はその可能性をこの日本昔話のなかに見た。



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アルバイシンの丘 2008/05/06/Tue 07:59
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