たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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ニッコロ・マキアヴェリ
肩こり指数★★☆

ナポレオンというお題でとりあげた近代戦の特質が国民をその気にさせて戦争に突っ込むということにあると書いたのだが、そのなかで、そんなやり方をナポレオンがハケーンしたと書いたのだが、正確には、大先生はそう書いてはいない。ので、ワタシの捏造か!!

いやいや、悪意はありもはん。ちょっとお茶目気分で筆がすべりますた。
書いてから二日ほど経過して、お昼ご飯を食べていてふと思い出したのだ。
そう、ナポレオンはパクったのだ。というと人聞きがわるいが、もちろんパクリのゲイツとは違う。

英雄ナポレオンにさきだつこと280年以上前に、庶民をその気にさせて戦争に突っ込むことを思い立った御仁がいたのだ。君主論で知られるニッコロ・マキャヴェッリがそのひとである。

勉強嫌いでお気楽者の私は、君主論をいまだ読破するに至っていない。お昼ご飯を食べていて思い出したのは、ちょくちょく小出しでコソーリあげさせていただいている本ダちょ著作選第2巻に収録された歴史的名著「戦争と革命の基本問題」のなかの一節「戦争と民衆」のなかにその記述があったことを思い出したのだ。

前回の記事の訂正と、もうちょっとだけつっこんだ理解にむけて書いてみようかとおもったのだが、「日本語の読解力のない」私が書くよりも、平易な内容なのでそのままあげさせていただくことにした。関心のおありの方はどうぞ。


(三)戦争と民衆

戦争の本質は、国家間の重大な利害の衝突なのであるが、こうした事情は、近代以前においては、戦争が支配階級の事業、つまり、帝国や王朝の独自の仕事であり、騎士や傭兵隊や常備軍の任務であったのであって、多くの住民は、地形や地勢と同様に客体的条件にすぎなかったのである。いいかえるならば,戦争にとって住民は、帝国や王朝、それゆえ、騎士や傭兵隊や常備軍を経済的に支える消極的要素であった。
(中略)
ところが、このような従来の戦争と住民の関係にかんして根底的な批判をしたのがニッコロ・マキアヴェリであった。すなわち、前節でみたように、イタリア・ルネッサンスの渦中にあったマキアヴェリは、内政と外交、政治と軍事、支配権と戦争、覇権と勢力均衡の内的構造を冷徹に分析し、国家権力の枢要が住民にたいする関係にあることを鋭くあばきだしたのである。覇権は支配権として定着したはじめて安定するのであり、支配者にとってもっとも恐るべきは、住民の反乱であると、マキアヴェリは洞察することによって、政治と軍事の矛盾を「支配の論理」のもとに解決してみせたわけである。

かくして、マキアヴェリは、君主、すなわち国家支配者の原則として、まず第一に実力(ヴィルトウ)をあげ、幸運よりは悪逆を、悪逆よりは実力を称揚するとともに、他国の援助や幸運で支配権をえても実力にそれが転化しないかぎり、脆弱なものであることを警告するのである。第二には、住民の支持をあげ、これが支配権の枢要であることを力説するのである。この点にかんして、マキアヴェリは、新しく併合した地域の住民にたいして守備隊派遣のやり方がいかに無力であるかをしてきするとともに、自治の経験をもった住民が支配者にとっていかに恐るべき存在であるか注意を喚起するのである。

もっとも、それは、一方では、支配者にとって自分の支配地域の民衆の共和主義的蜂起の恐るべきを注意し、他方では、外敵の侵略者にたいしては民衆の共和主義的蜂起をもって対抗するならば不敗であることを主張するという矛盾した構造をとっており、このような提起の仕方がマキアヴェリがカメレオン的と評されるゆえんであるが、しかし、このような逆転可能な論理こそ、暴力の社会的分裂の生みだした矛盾であり、マキアヴェリの名誉であっても、その不明のゆえとはいえないのである。

第三には、イタリアを外敵から守るためには、従来のように、外国の同盟軍に依存したり、傭兵や常備軍に期待したりすることはできず、なによりもまず、イタリアの強力な統一を実現し、その軍事的基礎として住民の共和主義的蜂起と、それにもとづく民兵制度を採用すべきことを強く訴えるのである。
(中略)
戦争の構造を支配権と覇権、政治と軍事の統一として解明するとともに、戦争における決定的要因として住民の態度に着目し、共和主義的蜂起と、それにもとづく民兵制度の意義を照らしだしたマキアヴェリの功績は、ボルテール、モンテスキュー、ルソーらの考察を媒介として、フランス革命戦争におけるジャコバンの急進的民主主義に継承され、クラウゼヴィッツのいわゆる攻撃と防御の不均衡の理論、ならびにマルクス・レーニンの全民衆の武装化の理論をとおして、プロレタリア革命の軍事思想として発展してきたのである。
(以下略)
(本ダ延ヨシ著作セン第2巻 「戦争と革命の基本問題」より)

世界にさきがけたイタリアの交通形態の発展は社会の大きな変革をもたらした。
そうした、カオスのなかに早すぎた天才はロドスを見たに違いない。
ちょっとお猿っぽい?なんて言ったら怒られるかも無礼者って!!
180px-Machiavelli.jpg

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