たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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イラクでのレジスタンス
今日未明、ローザのおじさんが亡くなった。早朝からあわただし一日にして、ようやく今しがた通夜を終えて帰宅したところだ。96歳での大往生だった。元号明治の最後の年に生まれ、大正、昭和、平成を生き抜いてきた、まさに戦争と革命の時代を知る人だった。

生前、元気なときはそうしたことを語ることはほとんど無かったが、それでも酒がはいったりすると、ごくごくまれに、徴兵されて中国にいたときのことを言葉少なに語ることはあった。「中国はとてつもなく広い、昼間は遙か彼方を見回しても人影をみることもないようなところが、夜になると四方八方から包囲されているような人の気配を感じて恐ろしかった。」と言っていた。

明日は葬儀なわけで、今日とおなじくあわただしい一日になりそうなのでたいした記事もあげることができない。まあ、まいどたいした記事を上げているわけではないので、大げさな言い方かも知れないが。お玉さまのところに久々にコメントをさせていただいたところ、名指しの反論がついた。名指しとなるとスルーするわけにもいかないかなっと思いお返事を書いてみたのだが、どうもお玉規格に適合しそうにない。

そんなわけで、自ブログで書いてTBしようと思ったのだが、そうもいかないようだ。
時間がたつと書く気が失せる性分なので「ま!いっか」てなことになることは十分にありえるのだが、まあ、それはそれでもいい、そのうち忘れたような頃に気が向いて書いてもいいだろう。

今日は手抜きというわけではないのだけれど、引用をさせていただきます。
某掲示板でハケーンしたNKさんと言う方の書き込みです。NKさんは私の先輩のようであります。主体的力量は比較にならないほど大きく、私などゴミ程度のものでしかありません。混乱の度合いを深めているように見える混沌としたイラク情勢を分析しておられる下りであります。

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(前略)
「アルカイダを始めとするイラクの武装勢力」のくだりは、全く帝国主義の撒き散らすデマキャンペーンそのものであることは明らかです。米軍は、イラク人に懲罰を加える為に手当たりしだい民家を爆撃し、あるいは赤ん坊から老人に至るまで皆殺しをおこなっているが、常にアルカイダをやっつけたことになっている。

事実はどうか、2007年冒頭よりアルカイダは、レジスタンス勢力に背後から襲い掛かり、反革命としての本性をむき出しにした。これによって、前年12月にはバグダット南方の巨大な米軍補給拠点ファルコン基地を破壊し、戦略的反抗段階に突入する手前にあった民族解放闘争の隊列は寸断され、多くの指導者を失うことになった。この事が、後の「覚酔会議」=部族主義的協力集団の登場の背景となる。フセイン大統領の処刑によるバース党に対する破壊工作と共に、米帝の巻き返しの最大の貢献者がアルカイダであったことは明らかであると思います。今日アルカイダやアルカイダと称する連中は、ペシュメルガやサドル派と気脈を通じ(これらを操っているのは米帝だが)武装レジスタンスの基盤である住民にたいして無差別の白色テロを行使するに至っている。(付言すれば、住民に対する無差別白色テロの大多数は米軍直轄の専門グループが実行している。)

上記以外にもアルカイダ=武装レジスタンスと言う帝国主義者と同じウソの記述は繰り返されるが、これはあとにつづく「石油産業を始めイラクの労働者階級」との恥ずべき「連帯」のためにどうしても事実を歪曲せざるを得ないからであろう。

では「石油産業を始め(とする)イラクの労働者階級」とは一体何者か。

一言で言って、占領協力者であり、具体的には、全イラク石油労働組合(GUOE)、イラク労働者評議会・労組連合(FWCUI)、より露骨な協力者IFTUなど、政党ではイラク共産党(カーデル派として分裂した部分はレジスタンスに合流)、イラク労働者共産党(=イラク自由会議)及びその分派など。

GOUEなどは、占領開始以来、石油産業が米帝に強奪されておりその金は、ハリーバートンやべクテルなどの植民地化請負企業の資金として使われているにも拘らず、米帝がイラクから石油を盗み出す事に協力し、ファデーラ党などと気脈を通じてイランへの石油密輸による資金のおこぼれに預かってきた。このことが、米帝のイラク石油略奪には敢えて抵抗しなかったのに、今日メジャーへの売り渡しに対して急に抵抗の姿勢を示す理由のひとつであろう。即ちメジャー資本は、たちまち本国から技術者などを派遣するであろうし、イランへの石油密輸などは絶たれてしまうであろうから。占領反対、民営化反対は、全く持って協力者としてのいちじくの葉にすぎない。

イラク自由会議などの占領にとっての役割は、侵略国本国の反戦闘争をわき道そらす役割を担って活動していると言うこと。レジスタンス(民族解放闘争)にたいする共感を阻止し、彼らをテロリストとして非難する帝国主義者の陣営につなぎとめることであると言えるでしょう。
(以下略)
某掲示板2008年 7月 5日の書き込みより引用
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そして、2007年以前の歴史的経過は

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(前略)
米帝の侵略以来、バース党を中軸(開戦の遥か以前から武装闘争を準備し、兵站の中枢であってあらゆる勢力にこれを分配した。)とするイラクの武装解放勢力(闘争開始以来レジスタンスと我々は呼んでいるが)は、イラクが70年代以来急速に工業化(特に南部)された結果、労働者層が相当数を占めていることが特徴であると言えるでしょう。また西部の農業地帯にあっても電力による整った灌漑設備によって高い生産性をあげており、農民の大部分は都市部に居住していたことが、農民・労働者・兵士(イラク軍は崩壊したのではなく次の持ち場に着いた)による強力な武装組織に形成につながったと想像できます。
かれらは地方都市をめぐる米軍、傀儡勢力との攻防で米軍による前代未聞の残虐兵器と住民虐殺を耐えぬき、2006年段階では首都を包囲するところまで進んだ。また南部においてもイランから米軍に呼応して侵攻したバドル旅団4万の白色テロ支配をうちやぶり続々レジスタンス組織が米英日等の「有志連合軍」に対する武装闘争を開始していった。

こうした情勢は、占領開始ご直ちに始まった米帝による企業への原料・資金の剥奪によってほとんどのイラクの工業生産が破壊され、失業者と化した労働者を決定的に武装闘争に参加させるものとなった。「当初我々のもとに結集した労働者はみなレジスタンスに去っていき、我々のもとには誰もいなくなった」(共産党幹部)や失業者労働組合の有名無実化、労働者共産党の分裂などとして目に見える形となって現れた。

2006年末からの土壇場での米帝の巻き返しと新たな反革命の動員などについては割愛。
ここまでの部分で、理解していただければありがたいのですが、イラクの労働者階級は、農民、元兵士、将校と共に武装レジスタンス(民族解放勢力)の中軸をなすものであり、その組織性と創意工夫において重要な位置を占めている。対して石油産業は占領・平定戦争の資金源であるため唯一米帝による破壊をまぬがれた。これを米帝の意図するところに安全に運び出すために(石油産業労働者がサボタージュやレジスタンスへ協力せぬよう)占領後直ちに2003年5月にはイランから侵攻したギャング団の頭目に労働組合を組織させた。

要するに労働者階級が主要な勢力(イラクに特有なものだが)となっているレジスタンスによる民族解放戦争に、連帯や侵略を内乱への闘いを準備することををもって答えるのではなく、ブッシュが米帝の為にこしらえたエセ労働組合に連帯する「労働者の国際連帯」とは一体何なのだ、と言うことなのですが
(以下略)
某掲示板2008年 7月 8日の書き込みより引用
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参考文献を教えていただけたらとてもラッキーなのだけれど、まあ、それくらいはこの書き込みを導きの糸として、自分で情報を集めて精査せよということだろう。
NKさん、無断引用につき不都合等ございましたらご一報いただけましたら、速攻削除、謝罪させていただく所存であります。よろしくお願いします。




Comment

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引用有難うございます。
「イラクでのレジスタンスについて」へのお返事

ご指名をいただいておりましたのに、返事が遅くなりました。まず私の書いたイラクレジスタンス(民族解放闘争)の記事については、闘いの全貌もしくは、その本質や実態について書かれた本は、いわゆる「ブッシュの戦争」についての大量の出版物がある一方でまったくといって良いほど無いように思います。この事自体、侵略された側については何の関心も持とうとしない、自分たちが押し潰した国と2700万人の国民については、可哀想な被害者、援助が必要な対象としてしか見ない(それすら「内戦」のせいにするのですが)帝国主義抑圧民族特有の心理構造が反映されているように思います。例の掲示板でもこの文章に関してはぜんぜん反応がありませんでした。にもかかわらずこの拙文を薩摩長州さんが覚えてくださっていたこと、その上自身のブログに再録していただいた事は私自身驚くとともに感謝しています。

そう云う訳で、私が知る限りでは、イラクの民族解放闘争についてまとまった本としての参考文献は参照しようにも存在していないと思います。がアル バスラネットの英文から翻訳された山本史郎氏の「イラクレジスタンスレポート」日本語版 「イラク情勢ニュース」 の情報にほとんど依拠しています。その他、斎藤力次郎氏のアラビア語からの翻訳記事、バスラネット英文記事の翻訳ソフトを通したもの、グーグル日本語=アラビア語翻訳をとおしてぼんやり意味がわかる程度のものまで収集しています。これらを2003年からプリントアウトしたファイルはかなりの量になります。また現在はユーチューブをはじめとして排除されていますが、レジスタンスは大量のビデオを配信してきました。知ろうと思えば知ることのできる問題だとは思います。が、いかんせん左翼も含めて自国の垂れ流すウソのほうが真実よりは耳に心地よいのが現状です。

※ 「イラクレジスタンスからのメッセージ」というDVDが「イラク情勢ニュース」より発売されています。それぞれ時期と異なる組織による3篇のメッセージが収録されており、私は「世界の人々へ」という2004年のものがバックに同年の映画「アレキサンダー」から、アレキサンダーがヒンズークシ山脈を越えるシーンのテーマが流れていて飽きずに見ています。よければ購入してみてください。

その上で、一般的に私たちがイラクレジスタンス(「市民レジスタンス」などという偽物も有りますが)と総称している武装解放闘争を民族解放闘争と規定するに当たり、幾つかの文献を参考にしました。まずフランツファノンの「地に呪われたるもの」「革命の社会学-アルジェリア革命第5年 」(何れも著作集より)アミルカル カブラルの著書(本の名を忘れました)レーニン「東方諸民族の民族解放運動について」(全集からの抜粋)などですが、前2つは被抑圧民族内部の人間解放の論理と構造、過程を明らかにするものですし、レーニンのものは抑圧民族の側からそれに学び合流しようとする努力を現しているもので貴重だと思います。

民族解放闘争は、単なる独立や自治を求める闘いにとどまらず、帝国主義の世界支配が帝国主義特有の経済的土台によって、帝国主義国国内における様々な階層への人民の分化を生み出し人民同士の抑圧差別の機構を作り出すとともに、他国、他民族を支配従属させ暴力的収奪を恒常的に繰り広げる事を自己の生存の条件とするため、帝国主義の世界支配を覆さない限り本当の意味での民族解放はありえないということになります。民族解放闘争の勝利は帝国主義の支配が世界的規模で倒される時にはじめて、決して後戻りはしないという意味で達成されるものだと思います。また被抑圧民族が銃剣によって奪われた自己の暴力を奪い返し武装闘争に立ち上がるとき、家族、共同体、人種、宗教による分断支配を破壊し新しい人間関係をつくりだすこと、被抑圧民族内部の経済社会関係を根本的に再編して一律に平等主義的義務と権利の体系の共産主義の指向を持つことは、「独立革命」などの呼び方に明らかなように実際に家族・社会のあり方に根本的な変化をもたらすことからきた民族解放闘争の人間解放闘争としての本質に根ざすものだと思います。

最後に私は、これまで失敗と挫折の連続で生きてきた者で、想像されるような人物像とはかなり違うと思っていただいたほうが良いと思います。
NK | URL | 2008/09/30/Tue 00:35[EDIT]
NKさまいらしゃいませ
わざわざお呼びだていたしましてすみませんでした。書かれた方のご意向をうかがってから記事にすべきなのですが、しばらくお見かけしなかったもので連絡できず、無断転載したことをずっと気にかけておりました。ブルジョア的な意味での著作権の類はハナから気にはしておりませんでしたが。

全体の論が提起している問題を置き去りにして、イラク情勢論としてのみ勝手に切り取らせていただいたことは失礼ではないかと思っておりました。ただ、私としては今現実にイラクで何がおきているのか、どこへむかおうとしているのか、私たちはどう向き合えばいいのか、そんなきっかけとして階級闘争を、民族解放闘争をまだ知ることのない圧倒的多くの方々むけて知られざる真実としてあげさせていただきたいと思ったのであります。

まずは、快諾いただきましたことをたいへん嬉しく思っております。私は○学童中退組で不勉強者ゆえ、さしたる内容を展開することはかないませんが、かつて私が見、聞き、語り合い、膚で感じたものをNKさまが随所で書かれておられる文章のなかに感じるものでございます。

帝国主義本国での階級闘争と植民地における民族解放闘争の結合はご指摘の通りたいへん重要なキーワードであると心得ております。そこがきっちりしていないと帝国主義者がまき散らす排外主義を打ち破ることはできない。そしてスターリニズムをこえて前進を勝ち取るための結節点もここにあろうかと思っております。

とはいえ、先に述べたとおりの不勉強者ゆえ、恥ずかしながら現役のときは日々の任務にかまけて学習を放棄していたヘタレであり、それゆえ三原則が貫徹できず挫けたのだと今尚反省しております。しかしながら、老眼鏡がないと本がよめなくなった昨今、命があって生きているなら学ぶに遅きことはないを信条に、ぼちぼちと基本文献などを読み返している次第であります。

ご紹介いただきました文献はさっそくamazonにて手配致しました。「イラクレジスタンスからのメッセージ」もリーズナブルな価格設定なので入手しようと思っています。
「東方諸民族の民族解放運動について」は現役のとき光州蜂起に触発され社防の合間に読みました。いまでは印象的な部分しか記憶に残っていませんが、これは読み返そうにも”なになす”同様手元にもはやなく、ほかにもいくつか読みたいと思うものがあり全集の購入を考えていたりします。

たいへん貴重にして重要な情報をいだだき心より感謝しております。これまた、一コメントとして埋もれさせておくのは惜しいので、当方弱小零細ブログではありますが「イラクでのレジスタンス 解題にかえて」という記事として上げさせていただきあっちこっちにトラックバックさせていただこうかと考えております。ご理解のほどよろしくお願いします。

コメントいただきありがとうございました。これからもいろいろと文献の紹介も含めてアドバイスいただけましたらともに危機にの時代に生きる者として幸いでございます。m(_ _)m
薩摩長州 | URL | 2008/10/08/Wed 00:29[EDIT]
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イラクの高遠菜穂子さんの時とは違うって?何が違う?
伊藤和也さんが拉致されたと報じられた時から、コメント欄の成り行きによってはまた高遠さん達のことに触れねばならないかも知れないと思っ...  [続きを読む]
お玉おばさんでもわかる 政治のお話 2008/09/09/Tue 07:44
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