たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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「星守る犬」
【星守る犬】犬が星を物欲しげに見続けている姿から、手に入らないもの求める人のことを表す

見開き3ページ目にいきなりこう書いてありました。恥ずかしながら知りませんでした。

昨日、草取りの合間に読もうとおもっていましたら、ふと庭から掃き出し窓越しにみればRosaが手にとって読んでいるのは「星守る犬」ではありませんか。
先をこされてしまいまして、今日読みました。

切ないな、やるせないな・・・ もちろん作者の創作なのですが、さきに書きましたが現実にあった事件をきっかけに書かれたものであることをしっていれば、そうそう割り切った思いにも落ち着けません。

ラジオのパーソナリティがこの本は泣けるといっていましたが、正直にいえば、私は涙を突き抜け、怒りにちかいものがこみあげてきました。あとがきで作者が「二人は絶対に幸せだった」と書いているのにはなんとも複雑な思いがありました。私が特殊なのは自覚してはいるのですが。

話の途中で「小泉改革がもたらしたものってのは」というセリフがありますね、私はそのことば通りにうけとりました。「事実は小説よりも奇なり」ではありませんが、ほんのちょっとふりかえって、「改革なくして発展なし」とかいって、かの御仁の「改革」が国土を席捲したとき、こうした悲劇がたくさんあったことをおぼえています。

でも、こうした切ない、やるせないことばっかりがおこるのは、今の社会の必然なのだと私はおもっています。身につまされるおもい、来年は我が身かもしれません。みこちゃん乗せて旅にでなければならないかもしれません。

私たちはその昔、社会の変革をめざして寝食をわすれてがんばったときがあります。そんな私たちは「星守る犬」だったのかもしれません。でも、でもですね、この「星守る犬」という話が人の魂に響く、そして涙する人がいるかぎり、星はかならず手の届くところにやってくる。それをこんどこそはがっしりと掴み取るぞ!そんなふうにおもいました。

とはいえ、とっても重たい話で、しばらく頭から離れないように思います。でも、ほんとにほんとに読んでよかったとおもえる一冊でした。

屁理屈っぽくなってしまいましたが、美也子さまのコメントのお返事にかえさせていただきます。 コメントいただきありがとうございました。m(_ _)m



Comment

 秘密にする

おとうさんは、闘うことを棄てた人。
生来の無精者で、一切の面倒からのらりくらりと逃げていたんだけど
そのせいで家族を失ってから、闘わない姿勢を貫くことが意志的になっていく。
それも一つの生き方、死に方だと、私は共感を覚えたのですが・・・

>この「星守る犬」という話が人の魂に響く、そして涙する人がいるかぎり、星はかならず手の届くところにやってくる。

どうでしょう。
もし今の社会の無力感や諦めに満ちた気分からこの作品が支持されているとしたら
逆にちょっとヤバいかも、って思います。
作者の知人の中国人留学生が「作中で共感できる人はおかあさんだけ」と言ったそうですが
おかあさんこそ、闘う人ですよね。
美也子 | URL | 2009/09/24/Thu 08:35[EDIT]
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