たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「星守る犬」2
おひさしぶりです。みなさんお変わりございませんか。ブログの更新をしようとおもえば、あっという間にふた月が過ぎて大晦日になっとりました。

めちゃくちゃ忙しいのと、まったくお仕事なしがめまぐるしくやってきて、すっかりペースが乱れてしまい、”書く”気力を失っておりました。ふりかえると今年一年、経済的に厳しい一年であったし、それに規定されるようにブログに投じる情熱もいまひとつな一年であったかと。

とはいえ、すきくわ君の「猛省して不正な思考をあらため、ブログを閉鎖せよ!」とのお言葉を受け入れるつもりは更々ないので、ブログを止めるつもりはありません(笑)。完全更新放棄中にもかかわらずいらしてくださった皆々様には、ブログ開設3年目に臨む想いをこめて、厚くお礼申し上げます。

さて、去年読んだ本のなかで一番は”ドリンドリン”だったわけですが、今年はっていうとやっぱり”星守る犬”だったですね。この話をきっかけに実にさまざまにいろんなことを考えました。そして、たくさんの記事をかいてみたのですが、どれも理屈一辺倒でなにか大事なものが欠けているような、言い尽くせないものを感じて没の山となりました。

そうこうしているうちに、書く気が失せたとき、ふと、作者の村上たかし氏はこの話になぜ”星守る犬”という表題をつけたのか? ”手にはいらないものを求める人”ってどういうことだろうか? と疑問が浮かびました。

この話のなかで”手にはいらないもの”ってなんなんだろうか。と11月にはいってずっと考えていました。
そんな12月初頭のある日、台所でカフィーを入れている私の後ろで、ローザがうつむいてストーブにあたりながら、一言ぽつり、「もう、終わったかなぁって思うの」
「えぇえ、なにが終わりなのよぉ」と私。「あなたとの関係も終わりかなってことよ」とローザ。

突然降ってわいたような”実年離婚”の話。対応を誤れば大爆発なので、本性の”精算主義”をひさすらじっと我慢で向かい合っていて、頭の中をよぎったのは”星守る犬”これって、ノンフィクションじゃんか。
6匹の猫を箱バンにのせて冥土への旅にでねばならないか、まじっすか。

そこでようやく気がつきました。”手にはいらないもの”というのはありきたりな、平凡な、波風たたないごくごく普通の暮らしなんじゃないかなって。市民社会のなかで人がこの世に生をうけ、墓におさまるまでそんな平穏無事な人生がおくれるなんてことを望むのはまさに”星守る犬”。

そんなことは、若い頃から重々知っていたことなのに、個別具体的に自分自身の頭の上に降ってきたらわからなかったり、とまどったりするもんだと思いました。

踏んだり蹴ったりの一年のおわりにふさわしい困難に、はじけ飛んだジグソーパズルを組み直すような慎重な過程をつづけてきました。なんとか一筋の光明をみいだすことができたときは年も改まろうかという時でありました。年が改まったら”家内安全”のお守りでも買わねばと、ひどく弱気な唯物論者にして武装せる園芸家なのでした。

皆様本年はご来訪いただきありがとうございました。とりわけ皆勤賞ものの愚樵さま、ありがとうございました。
来年はもうすこしは根性をいれて更新する所存ですので引き続きおつきあいのほどをよろしくお願いします。

皆様よいお年をお迎えください。

追記
”星守る犬”はとても奥がふかい話ゆえに、人に泣く、犬に泣く、それぞれ読む人の受け止め方はそれぞれかもしれません。それにしても犬の名前がハッピーっていうのは辛いなぁと思いました。

Comment

 秘密にする

今年もよろしくお願いします
この記事読んだらまたじんときて、泣けそうになってしまいました。

ローザさま、アグレッシブな方ですねえ。気を抜けません。
お二人の~平穏無事というよりは、スリリングで建設的な~日常が末永く続きますように。
素敵なご夫婦だと思います。
美也子 | URL | 2010/01/06/Wed 09:13[EDIT]
こちらこそ 今年もよろしくお願いします
すっかりごぶさたしてしまいました。当ブログでとっても大切なお客様ですので、ものすごく熟考したのですが、納得のゆくコメントをかえすことができませんでした。すみません。本当に奥がふかいですこの話。

さりげなく色々な要素がちりばめてあるのです。核家族がさらに個々人へと分解してゆく必然性、弱者が弱者を苦しめる現実、などなど。

略歴をみれば著者の村上氏は京大中退とのことですが、ちょうど氏が在籍していたあたりは京大は真っ赤にもえあがっていたころなので、以外にパシッとサヨクなんじゃないかななんて勘ぐりたくなるほどです。

マルクス経済学的には家庭はつぎの世代の労働力を生み出すもの、という味気ないことになるのですが、もちろんそれだけではないことはマルクス自身も展開しています。
ただ、やはりことが完了すると、”実年離婚”がリアルになるとは聞いていましたが、ビンゴでした。

おおきな理由はまたのちほどの記事ネタということで、共働きなもんで、双方忙しい日々が続き、毎日30分ほどしか顔を合わせることがなく、大いびきに業を煮やした私が家庭内別居状態であったことなど、いくつかの要因がかさなりあって、心臓が飛び出すような体験をしました。

そんなわけで、ただいま修復作業継続中にて、DVDなどいっしょに見たりとか、喫茶店にいってみたりとか、買い物にでてみたりとか、無理がない程度にしています。人生再発見ってところでしょうか。

庭木も夫婦も、ほっといてうまいこといくものではないということを知りました。

コメントいただきありがとうございました。 最近庭木のお手入れの強力な武器を仕入れましたので、のちほどバラのお手入れ記事の時にでも登場させたいとおもいます。こうご期待を。

薩摩長州 | URL | 2010/01/06/Wed 22:42[EDIT]
Track Back
TB*URL

Copyright © たわいもない話. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。