たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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ワタシの猫遍歴 続き物 その6
みこは、とっても小さくて痩せた三毛猫だった。うりにあげるキャットフードは少し大きいようでうまく食べることができないようだった。さっそく仔猫用の栄養価の高いキャットフードを買ってきて与えることにした。

みこは、はじめての雌猫だった。それはそれは、感動ものの可愛さだった。はじめての経験だったが、しぐさや立ち振る舞いがもうたまらない、とてつもなく甘えたで、ワガママで、気まぐれで、意地悪であった。動物病院でのワクチンの接種、健康診断も良好、ただ耳ダニがいたので数週間治療にかよった。

心配していた先住猫のうりとの相性も、うりの温厚な性格のおかげでまずは問題なし、ときたまみこが北斗百烈拳をくりだすも寛大なうりは気にはしていないようだった。
我が家に幸福なひとときが再び訪れた。不思議とみこが来てから仕事も増えルンルン♪の日々が続いた。

そんなみこが家に来て三月ほどたったころ、急に食欲もりもりになった。最初は無邪気に喜んでいた私だったが、やがてその食欲もりもり状態が尋常ではないことに気づいた。
お腹が大きくなり、横に張り出すようになってきたのだ。かみさんが、妊娠しているんじゃない?と言った。さすが女の感はこういった場合非常に鋭い、私は速攻で同意をした。

大急ぎで「のらねこ学入門」の過去ログをつぶさに調べ上げ、みこの妊娠を確信した。
どうやら出産はものすごく近いところまで来ているようである。
私は悩んだ。悩んで悩んで悩み抜いた。そして、二日の後の朝、みこをゲージにいれ動物病院につれていった。避妊手術をするために。

むかえはかみさんに頼んでおいたので、気もそぞろで仕事をこなし速攻で帰宅すると。ゲージの中でみこは眠っていた。生きている、息をしている、ああよかったと溜息がもれた。かみさんが、お腹の子は5匹もうだいぶ大きく育っていた、供養してあげて下さいと先生にいわれたと言って白い箱を私に手渡した。

その箱を両手に受け取り、私は泣いた。泣いてみこに詫びた、人の勝って都合を詫びた。

この世に生まれいずる事がことが叶わなかった、とっても小さな小さな亡骸はくろっぴーの眠る庭の片隅に埋葬し白梅の苗木を植えた。ちょうど桜が満開をすぎ、吹雪のように花びらが舞い散るそんな春の辛い出来事だった。

ごめん みこ 術後まもないころ
ごめんみこ 


おなかに毛がない ぽよよんになったおなか
おなかに毛がない



Comment

 秘密にする

情と理の矛盾が中絶行為へ。しかし、これが人間の中絶行為でなく動物と人間の生態系。
 TBが通りにくい模様なので、コメントリンクです。

「 自然と人類の共生 」ー動物は個体犠牲の種の保存であり、人間は個体保存に基づく種の保存の論点ー

 http://blog.goo.ne.jp/urmt/e/46ba34beb8b3730377c3ddafaacfae80
東西南北 | URL | 2007/11/27/Tue 22:15[EDIT]
責めないで、東西氏
おいおい、感性を解き放つことは退行することじゃないぜ~。

以前、黒猫亭さまのところの記事を紹介させてもらったのだが、そこにあるとおり、猫は家畜でもはや野生には戻れない、人と切り離されたら生きてゆけない猛々しさを失った哀れな小動物だ。

人類は一万年のながきにわたり、この家畜の恩恵に浴し飢餓を回避してきた。
だから人類は基本的にこの家畜の未来に責任を負っている。というのが私の考えなのだ。当然、人は多様だからそう思わない人もいるし、絶対に猫が嫌いだという人もいる。

でも、そうじゃないのなら、野良猫に手をさしのべることができるのなら私はそうしたいと思っている。でも、この記事の件はひとえに飼育者としての私の不徳の致すところであって、早い話がひとつには無知であったこと、いまひとつは稼ぎがすくない甲斐性無しだということ、そして最後のひとつは草の根わけてでも里親を捜してやるんだという根性がなかったこと。

責められても致し方のないことだとわかってはいても「ゆるしてちょ~だい」と小声で呟くような心境なのであります。この子が妊娠して捨てられたのか、捨てられて妊娠したのか、発情して家出して妊娠したのか私にはわからないし考えたくもないが、最善の選択肢ではなかったにせよ、苦渋の選択としての次善だったと思っています。ならば最善と次善の間を埋めるには、ただただ懺悔するよりない、情けないけど。
薩摩長州 | URL | 2007/11/28/Wed 00:26[EDIT]
責めてないですよ。(笑)
 薩長さんと同じく感情として気分が優れなくなった模様。暗くなるというか胸に重石がのっかかるというか。東西でも同じことを選択したかもしれません。東西ならおそらく草の根わけてでも里親を捜してやるんだってことで産ませて、その後に避妊手術の道です。ペット、家畜は人間の文化であり、「動物は個体犠牲の種の保存であり、人間は個体保存に基づく種の保存」が真実だと東西も思っています。

 しかし、これが人間の受精卵、赤ちゃんの中絶行為であればレベルが違いますね。こわー。恐怖であります。
東西南北 | URL | 2007/11/28/Wed 00:51[EDIT]
正直に言いますと
私はニンゲンですから、まずニンゲンの生活あっての犬猫草木その他モロモロだと思っています。
私が猫を拾ったそもそもは、自分の家に猫を置きたかったからであり、不妊手術をしたのは、家の中にこれ以上数が増えることを好まなかっただけのこと。
この行為にそれ以上の理屈を付加したり、家の外の猫たちにまで生殖を止める処置を施すのは、やはり私は好みません。
保護活動、里親活動を否定はしませんし、感心するところもありますが、賛美する気にはなれません。
なぜ手を差し伸べる対象が犬猫であり、ニンゲンではないのだろうという思いがいつもつきまとうからです。
私はニンゲンですから、ニンゲンの子の里親をされている方にこそ、私は深く頭を垂れます。
美也子 | URL | 2007/11/28/Wed 11:54[EDIT]
こんにちは、美也子さま
おっしゃるとおりでございます。人間が大切であります。この点に関しては揺るぎない確信がございます。
地球環境の問題などにくらべましたら、その次元も位相も異とする「野良猫問題」なのであります。 その解決の方法としての地域猫活動は個別具体的なあり方としては方向性を提示しておるとは思うものであります。

しかし、地域猫活動が猫の救済活動として完結するものであるならば深さも広がりもないものになってしまうのではないかと思ったりもいたします。
公園で人に捨てられた猫と社会に捨てられたホームレスと分け隔てるものがあるのか、逆に同一のレベルで扱って良いものではあるまい。などなどそのほかにも、いろいろと考えることは多く、動揺は否定しえないものでございます。

簡潔にして多くの示唆に富むコメントをお寄せいただきましたことを心より感謝いたします。しっかとハートのなかに納めさせていただきました。コメントありがとうございました。
薩摩長州 | URL | 2007/11/28/Wed 13:11[EDIT]
雌猫と雄猫
 このブログに登場する猫は三毛が多いですね.ということは,ほとんど雌猫?
 私はいま黒い雄猫をいぢめて暮らしていますが,わがやは代々,雌猫のほうが優位です.雄猫は旅に出たり白血病で短命だったりで,どうしても雌猫との付き合いが長くなるという事情もあります.雌猫のほうが人に寄り付く傾向が強いようにも思います.
Ladybird | URL | 2007/11/28/Wed 15:10[EDIT]
やっぱり三毛猫は可愛いですねvv
薩摩長州さんこんばんは☆
わあ、僕が飼う猫にそっくりでびっくりしてます!!
でも三毛猫の雌ってやっぱり可愛いですねvv

そう以前内の猫もオペしたあと内の三毛猫のは
例のメガホンのような奇妙なもの頭につけて帰ってきました(汗)。
でもそれが邪魔らしくて僕はとってしまったら
なんとおなかペロペロしだして
おなかの縫った糸が解けてしまいました(汗)。
やっぱり獣医も上手い下手があるのか、
それか僕が要らぬお節介をしたのかな(汗)。

追伸
コメント胸に響きました。
よくキモに命じて僕なりの闘い展開します!!
これからもどうか宜しく御願い致します!!
ミッターマイヤー | URL | 2007/11/28/Wed 18:50[EDIT]
Ladybird さま、こんばんわ
三毛猫3匹、サビ猫(二毛猫)1匹の雌に、アメショウミックス1匹と茶トラ1匹の雄の計6匹であります。選別的に三毛猫が集まったわけではなくたまたまの偶然であります。

ちょっとソースがどこだったか覚えていないのですが、イエネコという種は自然状態で雌優位の繁殖をすると読んだことがございます。専門家の意見としては真偽のほどはいかがなものなのでありましょうか。
さらに発展的な問いとして、自然界において性が環境などの諸条件によって変化することのない種において雄雌比率が均衡しないということは一般にありなのでしょうか。ちょっと関心ありなのであります。またいらしてくださいませ。猫遍歴はまだ続きます。
薩摩長州 | URL | 2007/11/28/Wed 19:10[EDIT]
こんばんわ、ミッターマイヤーさま
このこも、一晩にしてお腹の縫合をとってしまいました(大汗)。
お腹が開きはしないかと冷や冷やでありました。でも内側でも縫ってあるんだそうです。それでも時には開くこともあるそうです。いや~、想像できないくらい怖い。

私の気持ちが伝わったようで、まずは安堵しております。ちょっと書き出しが、突き放したような印象をあたえるような表現でしたので。こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。トラックバックありがとうございました。
薩摩長州 | URL | 2007/11/28/Wed 19:22[EDIT]
雌と雄
 この方面はあまり知りません.雌優位の繁殖という生物学的概念があるのかどうかも知りません.私が「雌が優位」と書いたのは,家族の一員として雌猫のほうが雄猫より存在感があるという程度の意味です.
 性比は1:1が原則でしょうが,もちろん特殊な条件があれば違ってきます.偏った性比は昆虫では結構あります.
 ハーレムを作る動物では雄の比率が低くてもあまり問題ないのではという気がします.どうも不勉強で申し訳ありません.
Ladybird | URL | 2007/11/29/Thu 16:26[EDIT]
Ladybird さまありがとうございます
コメントリクエストにお答えいただきまして、誠にありがとうございます。
「 雌優位の繁殖」というのは私の表現であります、失礼いたしました。
まあ、人間の社会を対象とする社会科学でしたらエンゲルス著の「家族、私有財産および国家の起源」のなかにでてくる「母権制社会」という概念で括られるところなのですが畑違いの生物に関しては適切な表現が思いつかなくて。お手数をおかけいたしました。

とかく自然科学に疎い私なのですが、生物はすきだったな~。てなわけで Ladybirdさまのブログ、毎度うきうきで拝見させてもらってます。冬に突入してまいりました、お風邪などひきませぬようご自愛なさってください。またのお越しをおまちしております。
薩摩長州 | URL | 2007/11/29/Thu 23:39[EDIT]
母権性社会
 薩摩長州さま,お返事ありがとうございます.
 母権性社会ですね.なるほど.
 哺乳類では,妊娠期間があるぶんメスの繁殖時の負担が大きく,またメスと違ってオスは子を100パーセント自分の子と確信できないこと,などの生物学的事情でオスとメスの間に非対称性があることは事実でしょう.他の動物でも非対称性はありますが,哺乳類では,より大きい.
 だから哺乳類の血縁関係を中心とする社会でメスの発言力,影響力が大きくなるのは当然という気がします.ハーレムを支配する雄ライオンが自分の子でない嬰児を殺すのは,精一杯の抵抗でしょうね.
Ladybird | URL | 2007/12/01/Sat 09:44[EDIT]
Ladybird さま、こんばんわ
またまたご丁寧なお返事をいただきありがとうございます。
そうですか、哺乳類ではオスとメスの間に非対称性はより大きくなるのですか。

蛇足ですが、母権制社会を解体したのは、狩猟から牧畜へ移行し生産が安定的に増大したことによるものだそうです。これをもって女性より男性の稼ぎが増えたからであります。
我が家が男女同権である物質的基礎もここにあります(苦笑)。
薩摩長州 | URL | 2007/12/01/Sat 23:18[EDIT]
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冬の夕闇に包まれる横浜のあの公園 共産党宣言読み耽る学ランの少年はいつも 心の牙  [続きを読む]
ハマの流れ星 2007/11/28/Wed 18:17
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