たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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万年書けるから万年筆ってか?
肩こり系をいこうかと思ったのだが、ども今一つ鬱から脱出できない。書いてはみるのだがどうも論点が拡散するばかりでまとまらない。話がどんどん大きくなってしまう。
このパターンが私の学生のころからの、書き物の絶不調をあらわすバロメーターとなっている。

と・こ・ろ・が・である。ここ一番でこの危機を回避することのできるスーパーツールがあったのである。というより、いまでもある。

それがこれ、秘蔵の逸品モンブランのマイスターシュテュック149である。
Meisterstück149


昔の昔、若き学生であった私は、これがほしくてほしくてたまらなかったのである。これさえあれば、きっとすんばらしい論文が書けるとマジで思っていたのだ。いま思うと顔から火が出て、ライター不要で煙草が吸えるくらい無知蒙昧な妄想なのであるが、そう信じていたのである。

ちょうど学生生活なかばのあるとき、製造元の近くへと行く機会があり、がんばる自分にご褒美のノリで買い求めたものである。私は語学は全く駄目で、母国語すら怪しいレベルであるが、若さとはすんばらしいもので、生き生きした躍動感あふれるボディーランゲージは、相手を理解に導くのに過不足はなかった。と信じている。たぶん。
はたして、なんぼ払ったのかいまでは覚えていないのであるが、ちゃんと売ってくれ、希望通りの極太字用を手に入れることができた。

以前にも書いたのだが、私は亜法学部に入り、途中から幽霊学生でひたすら不経済学部の授業に通っていたのであるが、一応卒業はするつもりだったのでレポートの提出と試験には参加していた。いじめのようなレポート攻撃も、気分ノリノリのときは苦にもならないのだが、不調の時はさっぱりである。そこで、こいつの登場なのである。いつもはペン先が減るのがもったいないのと、御利益の乱用をさけるため神棚に納めてあるのだが。

こいつを手に取り、書き始めると不思議なことに考えがまとまるのである。ある種の集中力が発生するのだろうか、大胆に不要な枝葉を整理してゆく、自然に結論へと導くのである。と言う気がしていた。そののち、卒業を放棄したのちも、ビラの原稿を書いたり、根性のこもったレジュメを作成したり、ここ一番のときはこいつのお世話になってきた。

その後、庶民となってからはほとんど文字をかかなくなり、つい昨年ブログの「コメンター」をはじめるまでの数年は年間800文字程度、原稿用紙2枚分くらいしか文字を書かない生活をしてきたのである。

近年のIT技術の飛躍的進歩は庶民にもパソコンをひろく分け与え、そのワープロ機能は悪筆、筆無精にとっておおいに福音となった。せんだって「失敗だ~」とぼやいていた例のキーボードもぼちぼちと慣れてきた。そうそう思考を寸断することなく文字が文となり論となるようになってきた。

そんな時代にあって、守護神の万年筆もほとほと出番がなくなってしまった。ちょっと寂しい心持ちである。人生、歳を重ねると、熱病のような激情に支配された行動は失われ、若かりしころの思い入れ、思いこみもすっかりと影を潜めるようになる。神の宿りしスーパーツール、モンブランのマイスターシュテュック149は、若き日の熱い思いのいっぱい詰まった秘蔵の逸品として、いまでは机の引き出しの中で眠っている。
そう、週末にはひさびさにこいつでおもいっきり、書きまくってみようかと思った。

てなわけで新カテゴリー「武装せる園芸家の武器」の第一回、万年筆でありました

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