たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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Xマスイブの手作りケーキ
Xマスイブである。だからってどってことないのは、私が宗教をもたないからで、敬虔なクリスチャンの方が読んでおられたらいきなり憮然とされるかも知れないが、先ずはお許し願いたい。

このXマスイブは私にとって、発泡ワインを飲み、鳥とケーキを食し、プレゼントをかつてはもらい、いまはあげる日以外のなにものでもない。それは、幼稚園児のときからこんにちに至るまで変わらぬスタンスである(笑)。

しかしながら、そんな敬虔なクリスチャンが聞けば激怒するかもしれない内容のXマスイブではあるが、平素宗教とは縁もゆかりもなく暮らす庶民にとって、とても心弾む一夜なのだ。ご馳走とプレゼントがいただける日、ハレの日なのだ。

私が生まれて初めてどこでどういういきさつでXマスを知ったのか、記憶が定かではないが、あのころは前後左右どこをみても皆貧しかった。ケーキと鳥が確実に食べられる日がXマスだった。すくなくとも、私の周辺の人間関係は皆そうした認識で一致していた。

視点をちょっとかえてみるならば、高度経済成長とともに成長してきた私たちの世代は、戦後の復興の恩恵をプリミティブ形態なれどまさに身をもって体感することのできる、そんな日がXマスであったともいえる。

高度経済成長がいきつくところまでゆき、JAPAN AS No.1 などと言われた時代から、バブルをへて、平成の大不況とそれにつづく「構造改革」という庶民に受難のいまにいたるまで、ケーキも鳥もいとも簡単に買える。コンビニができてからはもうその気になれば毎日Xマス状態も可能だ。それも300円ほどで。

あきらかに、スタンスはかわりはしないものの、そこへの思い入れのようなものはかわった。いまから数十年前、ローザ・ルクセンブルク(配偶者)がXマスに鯖の切り身の塩焼きと納豆オムレツを食膳に並べたことがある。それにたいして、私はお膳をひっくり返して「こんなのXマスじゃねえ!」と憤慨したことがある。ローザは学生時代に知り合った頃よりも戦闘性は低下したものの、断固としてそれを片付けることはなかった。
一週間お膳はひっくり返ったままの後、私は自己批判し鯖と納豆オムレツを片付けた。
ローザにとってはもはや、貧しき時代の風習であったXマスはなくなっていたのだ。

私はその納豆オムレツ問題の後もことさら、スタンスをかえることなく今日に至るのであるが、ここ2~3年のあいだに思いが微妙に変化しつつある。それは、いつまでXマスにご馳走がいただけるかなという思いである。そんな思いから、ことしXマスにケーキを食卓に置くことが叶わなかった世帯もあろうことだろうと思いをはせる。格差社会はこんな年一回のハレの日にも確実に影を落としているように思うのだ。

そんなこともあって、うちではことし初めて手作りケーキでXマスにのぞんでみたのである。たしかに結構安くできた。スポンジだけは、失敗してお好み焼きになるリスクを回避するために市販のものを購入したのだが、デコレーションはお手製である。初めての素人仕事なのでそれなりではあるが、ちょっとはまってしまうほどに面白かった。

次回はスポンジも自作してみることにしようと思う。でも、やがて自作ケーキの材料すら手に入れることが叶わないほどの貧困にみまわれたなら、その時こそ、敬虔なクリスチャンとなって神に祈りを捧げるか、あるいは、社会変革の主体として身を捧げるかどちらかとなるであろう。たぶん、後者になるとおもうけれど・・・・


庶民がXマスにケーキも食えなくなったら革命だ!手作りケーキ1号
てづくりケーキ

Comment

 秘密にする

あはは~
1週間も鯖と納豆オムレツがひっくり返ったままのお部屋は、臭かったでしょうね~。
ケーキ、お上手です。
美也子 | URL | 2007/12/25/Tue 09:14[EDIT]
こんばんわ、美也子さま
は、は、は(笑) 私はローザの屈強な意志に敗北したのではない。異臭を放って止まない鯖と納豆オムレツに負けたのだ! てなわけで、ご推察のとおりでございます。

ケーキはお褒めいただき誠に光栄の至り。甘さひかえめの処女作はじつに好評を博し、奪い合うように各自の胃の中へと消えてゆきました。こんどは、2段式でもいってみようかとアイデアが頭を巡ります。お正月から園芸日誌始める予定ですので乞うご期待ということでまたのお越しをおまちしております。
薩摩長州 | URL | 2007/12/25/Tue 23:14[EDIT]
お上手?
 スポンジは買って来たんでしょう? クリーム塗っただけやんけ.
 などと言いつつ,かく言う私もケーキを焼いたことはありません.私の場合ケーキ作りの最大の難点は「食べ手」あるいは犠牲者を調達すること.自分で食べてしまっても構わないのだけれど,それを続けると,現在かろうじて維持している fit は,間違いなく fat に変り...
Ladybird | URL | 2007/12/26/Wed 05:49[EDIT]
ほう。
危ない左翼のオッサンは、ケーキ作るのがうまいやんけー。東西は気が短いので物づくりは苦手です。早いが雑の典型です。
東西南北 | URL | 2007/12/26/Wed 21:36[EDIT]
Ladybirdさま、こんばんわ
そうです、クリームを塗っただけであります。とはいえ、クリームを作るのは結構骨が折れました。なかなか粘度があがらず、途中で投げ出しそうになりつつも、そこで踏ん張ってクリーム完成。塗るのはセミプロであります。昔の昔、学生の頃、左官屋さんでバイトをしていたことがありまして、モルタルでもクリームでもフラットに塗るのはお手の物なのであります。Ladybirdさまもかなりケーキをつくっておられるようでありますね。次回はスポンジからトライしてみようとおもっております。来年に乞うご期待!なんて言うと鬼が笑うかも。
薩摩長州 | URL | 2007/12/27/Thu 22:06[EDIT]
いらっしゃい東西氏
東西氏は短気なのか~。私は関東の生まれ育ちなので、「てやんでぇ!べらんめぇ!この、すっとこどっこい」の世界であるので、おなじく短気なのであります。てなわけで、ベーダー卿のようなまどろっこしいことをえっらそーに言われると速攻ぶち切れるのは同じであります。まあ、最近はいたるところで、皆さんぶち切れておられるようではあるが。

関東ものが関西人をみての印象としては、象徴的なキャラとして横山のやっさんのイメージが強くて、シャカシャカしていて、気短な印象があります。

短気は物作りにそう悪いことはないと思う。
薩摩長州 | URL | 2007/12/27/Thu 22:44[EDIT]
某大手タイヤ屋さんが、
③連荘、となりますが、こっちにも・・。
モスクワで会ったB石の人がロシア人の仕事振りを評して、『普段たらたらしてるようで、やるときゃア早い』いうんで、
『ああ、夏が短いから、短い期間に集中してチャチャチャとやるらしいですよ、昔から。某解説書に拠ると』、所謂突撃隊以前から・・。

でも、結構雑な、というか、非熟練工に任せることもままあるようで、
仕上がりが雑な内装とか外壁、多く目にしましたね、街歩いてて。
日本の現場もそれに近付いていくようです。
三介 | URL | 2007/12/29/Sat 15:32[EDIT]
三介さまそのようですね
結構他国では細かな収まりとか、雑なことは多いようですね。私も学生の頃から、建築業界では様々な職で食いつながせていただいたので、すぺしゃる高所作業の鳶と躯体関係職以外、仕上げ工事では多少の知識はございます。
てなわけで、海外で歴史的建造物をみたりすると、やれ、昔取った杵柄ではありませんが躯体の精度がわるいとか、チリの通りが悪いとか粗探しモード全開となります。総じて大味な感じですか。

ところで、工期がずるずるに延びまくり、いまだ竣工の目処もたたず、引き渡しの予定が全くたたないサグラダ・ファミリアは、聞くところによる日本の建設業界の常識に照らし合わせると、なんともお施主さまにとっては、お気の毒としかいいようがありません。しかし、世界の常識において工期延長も極めれば世界遺産となってしまうところが、なんとも素人には不可思議なものであります。
薩摩長州 | URL | 2007/12/29/Sat 22:18[EDIT]
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