たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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剪定
昨日今日とよい天気だ。大晦日と元日がしこたま寒かったのがうっそぉのようだ。
絶好の園芸日よりである。のだが、はかどっていない、というより他にやらねばならないことができて、後回しにしたのだ。それも今日午前中に片がつき、一杯やりつつ昼食をいただき一休みしたのちぼちぼちと武装して園芸を始めた。

さしあたって手始めにバラの剪定をはじめたのである。バラの剪定は「汝の敵に剪定させよ」といわれるくらい思いきっていけぇ!なのである。とはいえ、きりゃあいいてもんでもなく、なおかつ、品種によってまちまちなところがあるのでちと面倒でもある。

決まり事のようにあつかうことができるのは、モダンローズの旗頭であるハイブリットティくらいのものだというのがどの教科書でもいわれていることのようである。
つるバラはそれらとは全くと言ってよいほど剪定はことなるし、はやりのイングリッシュローズなどは、ただいま考え中といった水準のようだ。もっともそれは、瞬く間に世界中で大量に、さまざまな環境で栽培されている、複雑怪奇な交配を繰り返した品種群ゆえのことなのだろうが。

一般に、ハイブリットティに代表されるモダンローズは 人差し指くらいの立派な枝をのこして、かなり深く剪定するようだ。最近は私もそうしている。そのほうが花数はすくなくなるが大輪の花がつくのだ。もちろん枝先の細枝を払う程度の軽い剪定もありで、そうした場合花数は中輪だが多くつく。そのあたりの選択は自由であるが、必須で切らねばならない枝は、細枝や、枯れ枝、2年くらい経過した古枝、株の中心にむかって混み合うように伸びた懐枝、枝と枝がかさなりあった交差枝は剪定して株をすっきりとさせた方が病気の発生を抑制する上でも、細枝をのこして開花のエネルギーを徒長に浪費することを防ぐ意味でも有利なものとなる。

一方こんにち流行のオールドローズは、その樹形がモダンローズのブッシュ型といわれる太枝が何本か天に向かって直立するタイプではなく、シュラブ型といわれる比較的多くの枝が茂るように長く成長しこんもりとした樹形をなすものが多く、細枝にも花をつけるので枝を多く残すように剪定をする。もちろん枯れ枝、古枝、懐枝は取り除くが比較的あさめの中程度の剪定をおこなうようである。

チャイナローズのルイ14世
ルイ14a


ルイ14b



チャイナローズの粉鐘楼
粉鐘楼a


粉鐘楼b



ハイブリッドパーペチュアルのヴィックスカプリス
ビックスカプリスa


ビックスカプリスb



モスローズのサレット
サレットa


サレットb



イングリッシュローズはその作出地であるイングランドの冷涼な気候とことなり、高温多湿の夏をもつ日本の場合は、多くの園芸家の指摘の通りその多くは育ちすぎ、シュラブというよりつるバラのような成長をするようである。以前は伸びた枝を横に倒し誘引し、つるバラ扱いしていたのであるが、まだ株が若いこともあってか花付きはまずまずなれど、どうも花の小ぶりが嗜好にあわず、少々強めに剪定して大輪の花狙いをしている。まあ、この品種は幾つかのブッシュ型を除いては、好きなように切ればいいようであるし、それでも良好な開花が期待できるようである。ただ、一般的に表されているほどに強靱でもなく、もちろん弱くはないが、ほったらかしでもガンガン育ちバリバリ咲くようなことはないということは、去年のしょぼい秋でよ~くわかったので、それなりに株の風通しをよくすべくすっきり剪定しておくことは重要なようである。


イングリッシュローズのポートメリヨン
ポートメリヨンa


ポートメリヨンb


総じて、私の嗜好は大輪なので、生粋のつるバラをのぞいてかなり大胆に鋏を入れるようになってきている。まあ、栽培量が拡大していちいち思考して切っていたら時間がかかりすぎるのでばっさばっさと骨髄反射で切りまくっているというのが本当のところなのだけど。

つるバラはちょっと気が遠くなるくらい手間がかかりまくる。基本は、3年以上経過した古枝はばっさりと切り、新しく伸びた長い新枝を横に倒し誘引する。その際の剪定は先端部を15から20cmほど切り詰めるようにする。先端の細い部分では花は付かない。
横に倒し誘引し今年咲かせた枝はそこから伸びた枝分かれ部分を一芽から二芽残して切る。もちろん徒長した弱い分かれ枝は元から切る。この2年目の枝は横に倒さず直立させても一芽二芽残した部分が成長し花をつける。そうして、すっきりと剪定し誘因するわけなのだが、トゲトゲの枝が顔面にむかって鞭のように飛んでくることもあるし、無理な誘因で枝を折ってしまうこともある。面倒で危険な作業である。それでも、つるバラの咲きっぷりのよさは時にニッポン人の心の花である桜をも凌ぐものである。私はつるバラのしたたかな強さと咲きっぷりのよさと、ときに手に負えないじゃじゃ馬なところがとてつもなく愛おしく思うのである。(続く)

Comment

 秘密にする

わあ~、知らなかったです
こんにちは。うちにも小さな鉢植えのバラが2鉢あるのですが、ガーデニング超初心者の私は「切るなんてかわいそう」とそのまま置いてありました(^^;)。薩摩長州さんの写真を拝見してビックリ!思い切って切ってしまった方がいい種類が多いのですね。時間を見つけて調べてみます。教育基本法以来、うちの草花は気の毒な条件(手入れしてもらえない)におかれています。今年は花と楽しむ時間も持ちたいものです。
まい | URL | 2008/01/05/Sat 11:16[EDIT]
なんと
お育ちの良いルイ14世は、こんなにも大きくなるのですね。ショック。
我が家の気の毒なルイ14世、そしてグラミスキャッスルは、今年は切らないほうがよさそうです。
美也子 | URL | 2008/01/05/Sat 15:48[EDIT]
maiさま、新春初コメありがとうございます
バラの栽培は資本主義によ~くにています。元になる小さな株に小さな鞘と枝葉、これを原資として適切な肥培と予防をしてやると、株元からシュートという太い新鞘があっという間に伸びてきます。これが翌年の主力となる。するってーと株もちょっと大きくなる。そして、冬が来て休眠したら、基本的には小さな鞘を切って新しくて大きな鞘に代替わりをする。古い鞘を切ることが新しい鞘を生みます。これをくりかえして株を大きく育ててゆくのであります。ということに核心を持つまでには時間が必要でありました。最初は切れないですよね。
切れるようになったいまでも、去年のように成長が思わしくなかったらバラと対話しながらでないと、うっかり切りすぎて逆に樹勢を落としてしまうことになります。

思いが実を結ぶまで、まだ多くの時が必要と思われます。途中でしゃがみこんでしまわないためにも、花をめでるひとときはありかと。昔をふりかえって、私自身の挫折からそう思えるものであります。またのお越しをお待ちしております。
薩摩長州 | URL | 2008/01/05/Sat 22:29[EDIT]
美也子さま、新春初コメありがとうございます
そう、もっておられましたね、ルイ君。この株は春の新苗で始めて4年目に突入であります。黒点病で葉をおとしながらもシュートをだすような強健種であります。花付きも抜群。赤系の花は他の色のものに比較して多くの日照を必要とするのだそうです。このルイ君は東庭の日当たり抜群、午前中のいわゆる「金の光」を浴びまくるところに置いていたのでことしろくに肥料も与えず放置していたにもかかわらず、それなりに成長しよく咲いておりました。

グラミスは日陰でもバリバリ育つと聞いていたのですが、つるバラが成長し日陰をつくるようになってから、その下に地植えしていたそれは、剪定できないほど哀れなお姿でありました。今回は鉢上げして、「金の光」で再生をはかりたいとおもっておる次第であります。切らないと言う選択肢はたしかにありだと思います。またのお越しをお待ちしております。次回は鉢土作りを記事にあげますので。
薩摩長州 | URL | 2008/01/05/Sat 22:45[EDIT]
新年おめでとうございます。
T.B.ありがとうございます。

我が庭にも、いつの間にか5鉢ありますが、チャイナローズははじめてこちらで知りました。クライミングローズも、胸くらいの高さに思い切って切った方が良いみたいですね。
テニスのパートナーが大のバラ好きでそんなことを言ってました。
cynthia | URL | 2008/01/06/Sun 00:35[EDIT]
いらっしゃいませ、cynthiaさま
チャイナローズはいいいですよ。強健で、なにより四季咲き性がとても強い。年間通じてよく咲きます。春の一期咲きが圧倒的におおいオールドローズにあって。

こんにちのバラの四季咲き性はチャイナとの交配に負うところが大だそうであります。
ワタシ的には少々花が小ぶりという気はしますが、大輪の花にこだわりがなければとても優れた品種群であるとおもいます。コンパクトで鉢栽培にも向いていると思います。
薩摩長州 | URL | 2008/01/06/Sun 13:36[EDIT]
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