たわいもない日々の雑感を綴ってみたいと思いまする。

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革命家 小林多喜二
ローザが水曜日に映画を見に行ったらしい。ちょうどみこの脱走騒動で闘論をしたあと見に行ったようだ。見たのは「母べえ」だそうだ。「どんな話だった?」ときくと「学者の親父がアカで特高にパクられて、吉永小百合演じる母べえが一家を支える話だよ♪」とのことであった。

私はもちろん戦後の生まれなので特別高等警察(通称特高)は具体的にしるよしもないが、その悪名高きを知る機会は体験者の話をうかがうことを含め多くあった。いまでも、警察庁警備局と警視庁公安部として再編され秘密警察らしくひっそりと健在である。こいつらのせいで何度引っ越しに貨幣を投じなければならなかったことか、いまでも腹が立つ。

2月20日は小林多喜二が特高にパクられた日である。当時、非合法であった日共の党員だった多喜二は赤坂でのドックを内通者にながされ特高にパクられるのだが、その日のうちに東京築地警察署ないにて想像を絶する拷問によって虐殺されるのである。

翌日2月21日阿佐ヶ谷の自宅で多喜二の遺骸と対面した母は、冷たくなった多喜二を抱きしめ 「それ、もう一度立たねか、みんなのためもう一度立たねか」とよびかけたそうである。なんともやるせない、話である。

ちょっと遅れてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、小林多喜二の冥福を祈るとともに、その死を無駄にすることの無いよう、警察権力の強権化へ道を掃き清める司法反動の阻止と、志布志事件のような捜査手法を断じて許してはならないと思うものである。

民衆は幾多の敗北を通して学び、政治経験を積み、団結してゆけばよい。団結はかならず指導者をうむ。強い団結は強い指導者をつくる。強い指導者に導かれ民衆は、最後の最後にたった一度、たったの一度だけ勝利しさいすればよいのだ。一斉武装蜂起で!


在りし日の小林多喜二
小林多喜二

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 秘密にする

母べえ
 私も見ました.
 「良い映画だ」という評判を聞いていたのですが,どうも釈然としないものを感じてしまいました.今この時代に,誰に向けた,どういうメッセージなのか? それは十分に成功しているか?
 客席に若者が少なかったので,余計そう感じたのかもしれません.
Ladybird | URL | 2008/02/25/Mon 03:57[EDIT]
Ladybirdさまいらっしゃいませ
ちょっとおひさですね。私もおひさになっておりますが、そちらにはちょくちょく寄らせていただいております。かの園芸家のあこがれのイングランドの自然というものが箱庭の延長線上程度のものとしてしか残っていないというご指摘にはいささか目眩にもにた衝撃をうけました。でも、あれほど資本主義の勃興期に純粋な発展形態をなした彼の地であれば、それもありなんと。かの、夏目漱石が遠くイングランドに赴いたとき、工場の煙突がはきだす煤煙に昼でも薄暗く、鼻のなかが真っ黒になったといったほどでありますから、それは凄まじいばかりのダイナミズムをもって資本が国土を席巻したのでございましょう。

さて、本題にもどりますが、御覧になったのでございますか、「母べい」。私は猫の脱走で夫婦喧嘩となり、おいてきぼりをくってしまったので残念ながら見てはおりません。残念。見てきたローザも、良い映画であった。とはいったものの、こまかくつっこみを入れましたところ、その返答から、Ladybird さまが感じられた幾つかのご指摘に相似したニュアンスを私は感じ取りました。

そうしたうえで、見てもいないのであまりたちいった話にはいたりませんが、去年でしたでしょうか、NHKの朝ドラで宮崎あおい主演の、味噌屋に嫁いだ娘の戦前戦中戦後の話にも、特高の弾圧が描かれておりました。戦時中どれほどの特高による弾圧が吹き荒れ、言論を圧殺し、学問の自由、報道の自由を奪い、多くの市民を獄へつなぎ、獄死させてきたかという歴史的事実を、「愛国心」を真っ正面から掲げた新教育基本法、それにつらなる改憲とか共謀罪などなどが問題となる今日、映像としてとりあげることはワタシ的にはとても意味があることだとはおもうのですが。「男達の大和」へのアンチテーゼとでももうしましょうか、あんな悲惨で、悲しみに満ちた戦争をなぜ続けなければならなかったかの答えはここにある。と思う次第でございます。とはいえ、「男達の大和」ほどヒットしないだろうな~と思えてしまうことも事実なのでありますが。若い人に沢山見ていただきたいところですけど、いかんせん、見ていないのであまり握り拳に力を込めて言えません。

お粗末様でございます。またのおこしをお待ちしております。
薩摩長州 | URL | 2008/02/26/Tue 20:35[EDIT]
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